食べづらそうなのでカリカリを小粒にして食べやすくしてみたら

一部のリンクにはプロモーションが含まれている場合があります
アイキャッチ画像

我が家のお猫様(♀)、気づけばはや10年も一緒にいます。

生後すぐの引き取りなのでもうすぐ10歳。
人間でいえばアラ還あたりの年齢でしょうか。

そんな年齢になってきたので、彼女の動きに関してはいつも以上に注意して観察を続けています。

ある日のこと、何気に食事風景を眺めていたらどうもカリカリを食べるときのあごの動かし方が以前より動きが大きいような気がしたんです。
なんというか、ひと噛みごとにあごというか顔を左右に振るような…説明が難しいですね。

動画にでも撮って説明するのが一番いいんでしょうけど、動画編集は面倒なのでなんとなく推測してくださいな。

そんなわけで「これはもしかしたら歯(もしくは歯ぐき)が弱って痛くて食べにくいのかもしれない」と。
実際のところ歯も1本抜けてしまったし、”シャー”の時に撮った歯の周りはやばそうな色してるし。

キャプチャ画像
筆者

よくよく考えたら抜けた歯を含めた上下4本の長い歯(猫でも”犬歯”というらしい)は食事にはほとんど関係ないですよね。肝心なのはちっちゃい歯の臼歯でしょう。

そこで思いついたのが

カリカリを小さくしてあげればもっと食べやすくなるんではなかろうか

はたして本当に食べにくいのかどうかの判断は先にしてとりあえずの解決策を考えてみることにしたんです。

ところがこのカリカリの小粒化、思った以上に大変でした。

もくじ

利器に頼ってみるも

手軽なところで思いついたのが100均で見つけた直径10cmくらいのナッツ粉砕機。
中に材料を入れてひもを何回も引いたり戻したりすることでカッターが回転して野菜やナッツ類を細かくしてくれるというやつです。

”ナッツが砕けるならカリカリもきっと”ということでやってみましたよ。

キャプチャ画像

2分ほど回した結果は…全然変わらず。
カリカリが硬すぎるのか粉砕機が弱すぎるのか全然細かくならんのです。

それ以前に一度に入れられる量が少なすぎてとてもじゃないけど大量のカリカリを処理するには明らかに機能不足でした。
(力もけっこういる)

じゃあAmazonでちょっと探してみるかと「カリカリ 粉砕」で検索したら「フードクラッシャー」というカテゴリーがあるっぽい。
それで調べてみたら、確かにいろいろありはします。

キャプチャ画像

でもそれぞれの詳細を確認すると値段もそこそこするし、「数千円出してもこちらが望むような結果になるかどうか」が画面上の説明だけでは不安だったりします。

ということでこちらも却下。
結局最後に残ったのは

自分でつぶしてみる

でした。

シンプルにつぶすだけの繰り返し

どうやったら汚れず散らかすことなくできるだけ手間をかけずにつぶせるか。

たどり着いた最初の答えがすり鉢でした。

キャプチャ画像

でも実際にやってみたらけっこう力を入れたつもりでも全然つぶれないんです。
カリカリって想像以上に硬いんです。

カリカリによっては柔らかいものもあるでしょうが、今回私がトライしたのはいつも使ってる「ピュリナワン」です。

キャプチャ画像

次に試したのはフリーザーバックのような丈夫な袋にカリカリを詰めて木槌もしくは金づちで叩くことでした。

今回袋として利用したのは100均で売ってた10枚入りのフリーザーバッグ(L)です。
割と厚めなのでまあいいかなと。

その中にカリカリを詰め、空気を抜いてガシガシと叩きます。

キャプチャ画像

厚手ではあったんですが袋1枚だと叩き方によっては破れてしまう箇所が多かったので、次からは二重にしてやってます。

ある程度床部分が硬いマンションのベランダでやったんですが、意外に音が響くのでそこだけ苦労しました。
(できるだけ音を出さないように、ね)

中のカリカリの大きさを確認しながら叩くことおよそ5分。
中を確認してみると…カリカリが砕けるというよりはカリカリの周りがそぎ落とされるといった感じの粉砕感で、粉末も多く出てます。

キャプチャ画像

結果は、こちらも”割れ”てはくれませんでした。
希望としては半分くらいの大きさに割れてくれるとありがたかったんですがね。

やっぱりカリカリは硬かった。

こんな硬いカリカリをお猫さまは食べてたんですね。
丈夫なあごだこと。

まあそれでも多少は小さくなったでしょうか。

キャプチャ画像

選別

多少は小さくなったかと思われるカリカリですが、”削られた”あとに出る粉末の処理がちょっと面倒でした。
というのもこれらをそのまま出してもうちのお猫様は粉の部分だけ必ず残しちゃうから。

たぶん食べづらいんでしょうね。
でも食べないからと言って粉末だけを捨てちゃうのはもったいないですよ。けっこう量がありますから。

ということで今度は固形物と粉末を選別してみることにしました。
目の粗いザルなどを用意してこれまた手作業でふるいにかけます。

キャプチャ画像

固形状態のカリカリはそのままいつものようにお皿に出します。
一方粉末になったカリカリは朝食として出してるウェットフードに混ぜて出しちゃいます。

これで粉末の処理もなんとかなります。

予期せぬ弊害

1ヵ月ぐらいこの”粉砕”カリカリを出してみました。
でもねえ…正直な話、以前との違いはよくわかりませんね。(泣)

食べ方が変わったとか食事量が増えたとか明らかな違いが出れば”やった甲斐がある”というものなんですけど、観察してる限りではほとんど変わりなし。

小粒化したのに食べ方は今までとあまり変わりがないからはたして「やってよかった」のかどうかがあいまいなままでして。

キャプチャ画像

それよりもカリカリの大きさが(若干とはいえ)小さくなったことで別の弊害が出るようになったんです。

これまでは(食べやすいようにと)少し高い位置に置いてた食器の上で食べてたのが今はいちいち床において食べるという。

キャプチャ画像

カリカリを砕くようになってからもその姿勢は変わらず。だから器の下はすぐに汚れます。
それが食事皿の周りだけでなく家じゅうの床のあちこちにまで広がってきちゃいまして。

カリカリの小さな粒がポツポツといろんなところに落ちてるんです。

おそらく口の周りに粒の小さいカリカリがついたままあちこち歩き回ることでその粒が何かの拍子で落ちてしまうのではないかと。
あるいは食事の後の毛づくろい時に口の中に残ってた小粒のカリカリがこぼれ落ちるとかでしょうか。

そんなわけで家の中を歩くたびに足の裏に異物を感じる日々が続いております。

もうしばらく様子を見てみましょうか。

アイキャッチ画像

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA

もくじ