前回は自宅で猫を留守番させるための食事の半自動化についてまとめてみました。
次は水の半自動化給水です。
※当記事は続きモノです。
飲み水の管理
先に言ってしまうと飲み水に関しては”完全”自動化で排水&給水ってわけにはいきません。
そんなことをすれば大規模な工事が必要になりますからね。
そうなると時間と共に水質が悪化するのをできるだけ抑えてくれる機能を持った水容器なんかがあればなんとかなるんじゃないかと思うのですよ。
それってつまりはできるだけ水の交換をしなくても済むってことにつながりますから。
そんなわけでこちらもネットで調べた結果、まあまあ合格点かなと思える自動給水器を見つけました。
それが循環式自動給水器「ピュアクリスタル・クリアフロー」という給水器です。
”給水器”とは言ってますが、あくまで水を循環しながらの給水器なので新しい水が常に供給されるわけではありません。
”水が汚れにくい”仕組みは活性炭フィルターと循環水にあるそうです。
こんな光景、見たことないですか?
猫が食事した直後に水を飲むと、水容器に食べカスなどが浮かんでいるところを。
こういった食べカス(不純物)は水を悪くする原因の一つですよね。
「ピュアクリスタル・クリアフロー」は、水を循環させてこの不純物を活性炭フィルターに吸着させることで水が悪くなるのをできるだけ抑えてくれるというもの。
さらに水を常に動かすことで雑菌の繁殖スピードを遅らせるんだそうです。
こういった仕組みのおかげで水が悪くなりにくく(腐りにくく)、その結果、ひんぱんな水の交換は不要になるということなんですね。
ちなみにメーカーのウェブサイトを覗くと、
夏場や暖房が効いている暖かいお部屋でご使用頂いている場合は毎日。
夏以外の季節・涼しい場所でご使用頂いている場合は、2~3日に1度の水換えをおススメします。
これを信用するなら「ピュアクリスタル・クリアフロー」は夏場以外は水の交換は2日ぐらいしなくても平気ということになります。
もちろんこういった数値は条件が一番いい状態での最大値であるのが一般的ですから、通常の使用の際には”7掛け(×0.7)”ぐらいで考えておくのが現実的でしょう。
それでも日の当たらない場所に「ピュアクリスタル・クリアフロー」を置いておくなら1泊ぐらいのお留守番なら水の交換は不要という計算になります。
お留守番時の飲み水としては申し分ないでしょう。
お猫様は飲んでくれたのか?
うちのお猫様、最初は警戒して近づいても触ろうとしませんでした。
でも数時間もしないうちに気がついたら普通に給水器の水を飲んでおりましたですよ。
結局、この給水器を購入してから水飲み場が3ヵ所に増えました。
今ではどの水飲み場からも均等に飲むようになって、おそらく水を飲む量も増えているとは思います。
とかく猫は水を飲んでくれませんからありがたいことです。
音が気になる人へ
さてこの「ピュアクリスタル・クリアフロー」ですが、ポンプで水をくみ上げるため多少ポンプ音(モーター音)がします。
実はこの商品、従来モデルに較べて音が静かになった静音タイプとうたってるので音はだいぶ小さくなってるらしいんです。
それじゃあと実際の音がどんなもんなのか、録音してみたので参考にしてみてください。
ただし高性能なマイクを使って音を拾ったわけではなく、iPhoneのマイクで普通にビデオ録画して拾った音になります。
ところがそのままだとどうしてもノイズの音の方が大きくポンプの稼働音が消されちゃうため、一度動画編集ソフトに録画データを取り込んで疑似的にノイズを消した整音済みの音声となってます。
いかがでしたでしょうか。
実際の生活上ではどんな感じかといいますと、全く音を出さない部屋(夜の寝室など)で「ピュアクリスタル・クリアフロー」だけを動かしたなら”ブー”という低いポンプ音は聞こえてきます。
しかしながらテレビなどの生活音が入ればポンプ音は全く気にならなくなります。
いま耳にした(動画の)音が大きいとか小さいというのは聞いてる機器の特性や音量によっても差が出てきます。
どうしても音が気になるって方は、(先ほどの画像にもあるように)給水器の下にタオルを敷くと多少は音が小さくなります。
万が一給水機に足をぶつけて水をこぼした時の対策用にもなるので、見栄えが気にならなければタオルは敷いておいた方が無難です。
そんなわけで水の管理もこれで解決とします。
ピュアクリスタルシリーズのラインナップもかなり増えてきました。
私が使っていた「ピュアクリスタル・クリアフロー」はもはや生産終了品のようで販売も終了してるようです。
となると後継機種が気になるところですが、似たような製品が多いので私なりにその違いを調べてみました。
各製品には”犬用”と”猫用”に分かれているものもあります。
それらの商品に共通した一番の相違点が、水が出る部分の形状が『”猫用”は水をなめる飲み方に適した形』になっていて『”犬用”は水を舌ですくい上げる飲み方に適した形』になっていることです。
ピュアクリスタル フィット
通常は丸形や箱型の自動給水器ですが、こちらは壁沿いやケージなどに文字通りピタッとくっつく(”フィット”する)形状。
薄型なのでどこにでも置けそう。
ピュアクリスタル セラミックス
プラスチック製の製品が多い中、こちらはセラミック(陶器)製の自動給水機。
プラスチックが苦手な猫や給水器をすぐに倒してしまういたずらっ子におススメ。
ピュアクリスタル ミューティー
私が使っていた「ピュアクリスタル クリアフロー」に一番近い形状で汎用型とも言えます。
静音性をより高めた機種だそうです。
「ピュアクリスタル ミューティ」とほぼ同じ形状のものに「ピュアクリスタル コパン」というのもあります。
違いは「ピュアクリスタル ミューティ」の方が静音性が高く(動作音が静か)、電源がACアダプタではなくUSBプラグ仕様だということ。
ピュアクリスタル グラッシー
- 高級感漂うガラスのような透明感
- 『流れる』『たまる』『こぼれ落ちる』の3通りの水流が選べる
- 360度どこからでも飲めるラウンドフォルム
- コードレスポンプ&タンク採用
- 超静音&大容量タイプ
現時点では一番の”高級品”かも。
コメント