猫のエサ(食事)代も毎月のこととなればバカにはなりません。
※当記事は続きモノです。
- ミミ、初めての食事
- 食事のバリエーションを広げてみる
- 生後8ヶ月目にして体重が3.9kg!栄養与えすぎ?!
- 猫の食事を見直してみた、のだが…
- キャットフードは”価格”優先か”成分”優先か ←いま見ている記事
- ”総合栄養食”のウエットフードを”一般食”へ切り替えてみました
- 猫が1歳になったらキャットフードを”成猫用”に変える理由
安いのはありがたいけど
我が家みたいに1匹飼いならキャットフードへの支出はそこまで神経質になるほどでもないんでしょう。
けれど長期的に考えたら食費はやっぱり安いにこしたことはないです。
でもね、あまりに安すぎるのも考えものですよ。
たとえば同じ2kgのドライフード(カリカリ)でも価格に3~4倍もの開きが出ちゃうとねぇ。
勘ぐらずにもいられないでしょ。
価格が安いのは企業努力の結果だと言われたらそれまでですが、それでも”なんでこんなに安いんだ?”という疑問はどうしてもつきまといます。
そこでキャットフードの成分っていうやつをざっと調べてみました。
(今回はドライフードに限っての話です)
本音はプレミアムキャットフード?
猫は本来肉食動物、なんですって。確かにネコ科のトラは肉食だし…(違うか)。
そんな肉食動物が好むのはもちろん”肉”です。
極端な話、穀物とか野菜は必要ないそうですよ。
でも”家猫”は肉を求めて狩りに出かけることはないですから自ずとキャットフードに頼ることが多くなります。
となるとキャットフードを選ぶ際は、できるだけ肉類が多く含まれているものを選んであげるのがベストってことになるんでしょう。
それにはキャットフードの成分表を見るのが手っ取り早いですね。
ところで成分表というのは、”含まれている材料の重い順に表記すべし”というルールがあるのをご存知でしたか?
具体的には「加工食品品質表示基準」の第4条で明記されてます。
食品添加物以外の原材料は、原材料に占める重量の割合の多いものから順にその最も一般的な名称をもって記載すること。
たとえばこちらは、去年購入した「カルカン」の成分表です。
一番最初に書いてあるのは『穀類』で、肉類は二番表記になってます。
ということは穀物系の食材が多めということになります。
ちょっと気になるのは、保存料、着色料、酸化防止剤が含まれている点です。
これらを使えば保存期間が長くなりコストも抑えられます。
もちろんこれらが含まれているから”ダメ”ということでは決してないですよ。
きっと猫には害のないものを使っているでしょうから。
ただですね、こういった”添加物”が多く含まれている食品はできることなら子供には”極力”与えたくないと思うのが親心というものじゃないですか。
まして相手は体の小さい小動物です。
企業努力は認めるけど実際のところは無添加キャットフードがほしい!ってね。
こちらは同じく価格の安さにつられて買いだめした「フリスキードライ」の成分表です。
こちらも穀類が第1表記になってます。着色料・香料も含まれてます。
穀類は原材料費が安いらしいのでどうしてもこういった順番になっちゃうんでしょうね。
では比較的価格の高めな「ロイヤルカナン キトン」はどうでしょう。
第1表記に家禽(鶏、七面鳥との但し書きアリ)とあるので肉類とみなしていいでしょう。
しかも”主原料はすべて天然由来原料”ともあります。
家禽とは”家畜として飼育される鳥”のこと。肉や卵を利用するためのものが多い。
この辺が価格にも反映されてるのかも。
ただ酸化防止剤としてBHAが含まれています。
そんなわけで肉類中心で無添加のキャットフードを探していくと…必然的にプレミアム・キャットフードと呼ばれる特別なキャットフードにたどり着くようです。
プレミアムですよ、プレミアム。
なんかいかにも高級そうなキャットフードじゃあ~りませんか。
プレミアムキャットフードと呼ばれるものは、食材にこだわり高タンパク・低炭水化物で添加物や酸化防止剤などの化学合成品を全く含まないか極力含んでないキャットフードのことを指すみたいですね。
消化器官(腸など)の短いネコにとって炭水化物の消化は苦手なんだそうです。
プレミアムキャットフードで調べて上がってきたものをいくつかご紹介しますと、
- カナガン(イギリス)
- オリジン(カナダ)
- シンプリー(イギリス)
- アニモンダ(ドイツ)
- ナウフレッシュ(カナダ)
- アルモネイチャー(イギリス)
う~ん、初めて聞く名前ばっかり。
”オリジン”なんてブランド名を見た時は「弁当屋が出してるのか?」と思ったぐらいです。
しかも国産のものが一つもないときてる。
ではプレミアムキャットフードの価格ってどんなもんなんでしょう。
(執筆当日の)Amazonでの価格を調べてみたらこんな感じでした。
- カナガンキャットフード チキン:1.5kg→4,276円
- オリジン キャット&キティ:2.27kg→4,687円
- シンプリーキャットフード サーモン:1.5kg→4,276円
- アニモンダ インテグラ プロテクト 猫用 ニーレン ドライフード:0.25kg→1,190円
- ナウフレッシュ Cat キトン:0.23kg→782円
- アルモネイチャー ホリスティック ドライフード 猫用 白身魚&ライス0.4kg→1,361円
高っ!
まさにプレミアムキャットフードという名にふさわしい(?)価格ですね。
もちろんこういった食事をお猫さまにご提供できればいいんですけど、我が家の懐事情ではさすがにおいそれとは手が出ませんわ。
無添加で安いキャットフードを探してみた
肉類が多く含まれ、添加物も少なく猫の体に優しい、それでいて家計にも優しいキャットフードはないものか…まさにないものねだりですね。
そんな中、なかなかいい感じのキャットフードを見つけました。
アメリカ原産の「ピュリナ ワン」というキャットフードです。
安価なキャットフードとちょっとお高めのロイヤルカナンの中間ぐらいの価格です。
成分表はこちら。
肉であるチキンが第1表記です。
穀類もそこそこ入ってますがそこは価格を考えれば仕方ないでしょう。
ただし着色料や香料などは無添加です。
一方、酸化防止剤として「ミックストコフェロール」というのが表記されてます。
これ、調べてみたんですが、かなりざっくりした言い方をすれば「植物性油脂から得られた各種トコフェロールを主成分とする天然型酸化防止剤」だそうです。
それ以上のことは…調べてもいまいちよくわかりませんでした。
でもプレミアムキャットフードの「オリジン」の原材料にも使われているのでまあ問題ないといっていいレベルなんでしょうよ。
(かなりアバウトな説明でスミマセン)
本来なら添加物・保存料・酸化防止剤など入ってない食品が体にはベストなんでしょうけど、世の中に流通する食品でそれを探すのは極めて困難でしょう。
猫界ならず人間界でも大抵の食品には添加物や保存料が少なからず入ってますからね。
結論としては、あまり気にしてもしょうがないってことですか。
こういっちゃうとこれまでの話が全部なんだったんだってことになっちゃいますが、軽~く流してくださいませ。
ところでメーカーサイトの表記によれば、ピュリナ ワンのタンパク質含有量は40%以上とのこと。
これはプレミアムキャットフードに匹敵するレベルです。
ペット先進国アメリカのAAFCO(米国飼料検査官協会)の給与基準をクリアしたキャットフードであるというのも安心感があります。
噂ではアメリカは日本とは比べ物にならないほどペットフードに対する規制が厳しい国だそうですね。
連邦政府と州政府の両方でペットフードが規制されており、そのレベルは”人間が口にする食品に対しての規制と同等のレベル”だそうです。
ということで”そこそこの安心感はクリアしてるキャットフード”という判断のもと、我が家ではピュリナ ワンのドライフードに変えることにしました。
我が家の経済状況と天秤にかけた場合、ここらあたりが妥協点ということになります。
550gの小分け袋で4つ入ってます。
一般的に新しいドライフード(カリカリ)に変えるときは今までのドライフード(カリカリ)と混ぜながら徐々に新しいカリカリを増やしていくといいと言われます。でもうちのミミさんはそんなことはおかまいなし。
なんでもいきなりがっつくメス猫なんです。
この辺はとても助かる猫なんですが、そうはいっても以前の安いドライフード(カリカリ)がまだだいぶ残っているので必然的にちょっとずつ混ぜては出しています。
しばらくはこれで様子を見てみましょう。
Amazonや楽天でも購入できます
残るは”総合栄養食”のウェットフードです。
これを栄養分のより少ない”一般食”に変えたいんですけど、こちらはまだ調査中。
なんせ在庫がたんまりと余ってるので。(笑)
とりあえず新しいドライフード(カリカリ)と今のウェットフードをどんな回数でどう与えていくか、ここが悩みどころです。
コメント
コメント一覧 (4件)
検索結果のタイトルを見て訪れました。
値段か質か、 質が大事に決まってるじゃないですか …
猫がストレスで病気になるのもご飯で病気になるのも、全ては飼い主が与えた環境が原因です。。。
家禽ミートもよくないですよ
こちらを見て安全と思い それ以上調べない方もいるかもしれないので
もう少しほかのサイトも見てお勉強頂きたいです。
どこのサイトもオリジンは高評価だけど価格がネックみたいですが、ネット販売していないカナガンと違って オリジンは大きいサイズで8100円程度で買えるので全然高くないですよ。
人間の1~2回の飲み代で猫が病気になりにくい栄養成分を長く与えられるなら、遥かに安いんじゃないでしょうか
里子さん、こんにちは。
すみません、ここだけコメント通知がメールで来なかったもので見落としてました。
貴重なご意見ありがとうございました。
こんにちわ。私も近い将来里親になろうと思って、子猫の育て方の勉強をしています。こちらのサイトは里親の先輩。よく拝見させて頂いております。質問ですが、ミミちゃんは夜鳴きしますか?ヤフーの質問コーナーでは避妊手術しても夜鳴きしてとても眠れない方がたくさんのっています。それと夜に走り回ったりしますか?俗に、猫の運動会 と言われています。私は犬を飼っていますが猫さんは飼ったことはありません。またサイトに体験談を載せて下さいね。よろしくお願いします
石橋さん、こんにちは。
夜泣きですか。。。幸いというか、うちの猫は夜泣きしませんでしたね。
割とおとなしい方です。猫パンチもほとんどしないし変顔もないのでインスタグラムにも載せられません。
夜の運動会は何度もあります(笑)。
ただ年月が経つにつれ、運動会の時間は短くなっていますよ。
これらについてはまたいずれ記事にするつもりでいます。