猫の引渡し前に準備しておくこととして、里親譲渡会から『飼育ケージとトイレ』の指定があったんですが、それ以外にも重要なモノがありました。
特に猫を屋内で飼う場合、それはかなり大きなウエイトを占めてきます。
※当記事は続きモノです。
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”脱走防止”対策は至上命題!
これから私(たち)が一緒に生活しようとしているのは完全屋内飼育猫、です。
特別な事情がない限り、今後いっさい家の外に出すことはありません。
(というか、むしろ出してはいけないと皆さまおっしゃいます)
田舎で育った私としては屋内だけでの飼育なんて思ってもみませんでした。
近所で飼われていた猫は自由に外を歩き回り、お腹が減ったら家に戻ってくるような話ばっかりでしたから。
ここで最も気をつけなければならないのが猫の”脱走”だそうです。
脱走?
そうなんです、脱走なんて言葉、私は初耳でした。
でもネットで「猫 脱走防止」で検索するとそれはもうかなりの数がヒットするので、ある意味猫飼いの世界では普通名詞化してるんでしょう。
猫はすばっしこい
猫は”未知の世界”に異常なほどの興味を示すみたいですね。
いつもと違う”希望の光”がちょっとでも見えたならそこに向かってまっしぐら…だそうで、みなさんご苦労されてるようです。
だから”脱走”とちまたでは言われるんでしょう。
となると我が家みたいなマンションなら、それこそベランダなんかに出られた日にはちょっとした隙間をくぐって隣家に向かったり、手すりに登って誤って転落なんてことも大いに考えられます。
高層階なら転落→死亡…なんてことも。
玄関も同様ですね。
ちょっとしたドアの開け閉めの際に隙間から外に飛び出し、そのまま行方不明…可能性・大です。
最悪、事故やトラブルに遭って死んでしまうことだってあるでしょう。
もしかしたら再び保健所行き…十分ありえます。
そうなったらせっかくボランティアの方々が保護してようやっと里親を見つけた意味もなくなっちゃいます。
もっとまずいのは脱走した猫が原因で他人に迷惑をかけてしまうこと。
”庭を荒らした””ウン○をした”なんて軽微なものから”赤ちゃんをひっかいて傷をつけた”なんてとりかえしのつかないことだって起こりうるかもしれません。
だから”脱走防止”は至上命題とも言えるんですね。
そういえば猫譲渡仮契約の際にいただいた書面にも『脱走防止対策必須!』の文字が書いてありましたわ。
脱走防止策に悩む、悩む!
我が家で脱走防止策を講じなきゃならない箇所を挙げてみます。
ベランダへの出入り口2ヵ所
ベランダに通じる引き戸は洗濯物を干したり植木に水やったりとひんぱんに出入りします。
玄関前
我が家の玄関は廊下を挟んで居間と一続きなもんで、玄関を開けたら居間にいた猫がまっしぐらに突進してくる可能性があります。
(普段、居間への扉は閉めないもので玄関を開けると奥まで丸見え状態)
これ以外にも”脱走防止”とはちょっと違いますが、勝手に入られるとトラブルになりそうなエリアもあります。
キッチン→ガラス製品は危険だし食材も置いてます。
何より熱された調理器具での怪我や火傷が怖い。
浴室周り→洗濯槽の中で寝ているのを知らずに洗濯機を回してしまったり、水を張った浴槽で溺れたりする危険性…もあるかな。
細かいところまで気にすればまだまだあるんですが、大きなところではこんなところでしょうか。
とにもかくにも”脱走危険度”の一番高いベランダへの出入り口は、猫引き渡し前に何らかの脱走防止対策を施さなきゃなりません。
しかしこの脱走防止対策、予算の都合もあって完璧といえるものはなかなか作れないもんです。
一番の悩みどころは、猫が大きくなって多少知恵がついてきたとしても簡単には開けることができない、かつジャンプしても飛び越えられない工夫と、人間側がストレスなく簡単に開け閉めできる工夫の両立です。
これ、考えても考えても一向に答えが出てこないんですね。
ものすごく難しいんです。
とにかく家族の誰か一人でもこの柵、(ホントに)開け閉めが面倒くさいと言い出したらオワリですから。
一番のんびりできるはずの我が家にいて逆に人間がストレスが溜まるようじゃ、猫なんて室内で飼えませんもん。
そんなこともあって実際に作ってはみたものの、やっぱり1発目で思い通りのものが出来上がるはずもなく、
”あ~、こうしておけばよかった”
”ここをもうちょっと改良するか”
みたいな点が次々と出てくる始末。
もう猫飼うのやめよかって思ったぐらいかなりの時間を脱走防止対策に削られました。
そんな失敗談も含めて具体的にどんな風に対策したのか、その辺のところは後ほどご紹介していきます。
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